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Channel: 対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
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バザリ

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モノポリーやいただきストリートのように、ゲームボードを双六のように周回。一般的に連想する「ボードゲーム」に一番近いユーロゲームでは??



---バザリ---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:30-45分
評価:☆☆☆☆☆



久しく絶版となっていたボードゲーム版のバザリ。このたび新しく書き下ろされたイラストを引っ提げて、ニューゲームスオーダーから再版されました。カードゲームのほうは遊んだことあるけど、ボードゲーム版の実力やいかに??



ルールは本当にシンプルで、各自スタート地点を決めたらとりあえずさいころを振ります。

で、出た目の通りに進んだらここで3つのアクションから選択



・数字:今自分のコマが止まっているマスに書かれた点数を得る

・宝石:マスに書かれた宝石を得る

・さいころ:もう一度さいころを振って、コマを進めるとともに、「6 - 出た目」の得点を得る

これだけ。そしてここからが最大のキモで、同じアクションは一人しか行えません。どうするかというと・・・

・アクションが3人でバッティングしたら、誰もアクションできない

・2人でバッティングしたら、宝石を使って交渉


という、バザリを最高に面白くしているフェイズが行われます。

誰かがボードを一周したら1ラウンド終了で、



・ボードを一周できたプレイヤーは10点

・赤い宝石を一番持っているプレイヤーは14点、以下、黄、緑、青の順で12点・10点・8点がもらえます。同着1位は点数を人数で割って、端数切捨て。

この宝石での点数を得るために、交渉が過熱するのです。

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公称は必ず点数の低いプレイヤーからはじめ、アクションを譲ってもらうために自由に値をつけます。たとえば「緑2個で譲ってくれよ」とか。

条件をのむなら宝石を受け取ってアクションを譲る。飲まないなら宝石の数を多くするか、価値を上げて再提示します。

宝石の価値は 赤→黄→緑→青の順番。 つまり赤一個で提示されたら、次は青2個とか、数を吊り上げるしかないのです。

この交渉の時に、交渉に参加してない二人のプレイヤーの宝石獲得状況を見る必要があります。

「緑2個あげるから譲ってくれよ。これで緑が暫定トップだろ?」とか。

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次のラウンドは、駒の位置はそのままに、そこが新たなスタート地点となってゲームが続きます。3ラウンド終了でゲームが終わり、一番点数が高いプレイヤーが勝利です。

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周回式のすごろくという使い古されたシステムをベースにしつつ、バッティングと交渉という、ユーロゲームの十八番を加え、非常に面白い!素晴らしいゲームに仕上がっています。

非ボードゲーマーにもわかりやすい仕組みでありながら、「こんなゲームがあるのか!」と楽しんでもらえる。導入にとてもいいゲームですね。

バザリ:カードゲームとの一番の違いは、「さいころ」のアクション。これはカード版の「商人」アクションに相当するのですが(カード版は商人を一定数集めるとラウンド終了)

カード版が、少ない数の商人を引いたときに特に救済がないのに対し、ボード版は「少ないさいころの目を振ってしまったら勝利点がたくさんもらえる」という点が異なり、ボード版のほうがバランスがとられている印象。

価格の低さと手軽さならカード版。ゲーム性をとるならボード版ですね。


カッラーラの宮殿(基本ルール)

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カッラーラとはイタリアの都市名。この地域は白大理石の産出で有名で、ローマの神殿や石像に石を供給し続けていました。大理石の産出はいまも脈々と続いています。



---カッラーラの宮殿---

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60-90分
評価:☆☆☆☆☆



このゲーム、さんざん言及されていることですが、最初から箱の中に拡張ルールが入っています。しかし封筒で厳重に梱包されていて、「最初は絶対に基本ルールで遊べよな!」状態。

実際にはいきなり拡張入りで遊んじゃうわけですが、まずは基本ルールの紹介。基本だけだとかなりシンプルですよ。

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まずプレイヤーごとに個人ボードと決算コマ6つ、20金を配り、手番順に 黒・青・緑・赤の石を1個ずつ配ります。また、このゲームでは持っているお金などは衝立に隠しておきます。



小さめのメインボードを展開すると目を引くのは回転するディスク。ここの最初のスペースに、各種石材を1個ずつ 計6個置きます。

また、左下の建物タイルスペースにタイルを9枚オープン。左上の薄い円のスペースには各種オブジェコマを1個ずつ置きます。

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手番にできることは3種類

・石材を買う
・建物を建てる
・決算する


・石材を買う



回転するディスク上から石材を買います。まずディスクを1スペース分回転させ、石材補充スペースに、「ディスク上の石材が11個になるように」袋から補充します。

ここで、ディスク上の1スペースから石材を買えるのですが、値段は外周に書いてあります。つまり回転して先に進めば進むほど各石材の値段が安くなります。最終的には一番高い白石材もたったの1金に。また、わかりづらいのですが購入しようとしているスペースに書かれていない色の石材は無料で買えます。

※ディスク上の石材が一周することもあります。このときは取り除かずにそのまま。値段は元に戻ります。

※1スペース内であれば、石材はいくつでも買えます。

・建物を建てる



メインボード上から選んで建物を建てます。このとき、個人ボードに書かれている6都市のどこかに建てるのですが

各都市で建設に使える資材が決まっています。一番右の都市は全種類の石材が使えますが、左に行くにしたがって条件が厳しくなり、一番左では白い石材しか使えません。

各建物タイルには必要な石材の数が書かれており、条件に従ったうえで、任意の組み合わせでこの個数分石材を払うと個人ボード上に配置できます。

空いたスペースには山からタイルを補充します。

・決算する



決算コマを個人ボードかメインボードにおいて配置します。

まず個人ボードに置く場合。6種類の建物のうちどれかで決算を起こせるのですが、何が手に入るかというと

→その建物が配置されている都市には勝利点かお金のアイコン、および倍率が書かれています。

つまり建物に払った石材数×倍率 のお金か勝利点が入るわけです。左の都市ほど倍率が高い。

そして各建物で決算できるのは、各プレイヤーゲーム中1回だけです。



メインボードに置く場合は、都市のスペースに決算コマを置きます。

そうすると、都市に配置された建物すべてで決算が起こります。個人ボード決算と組み合わせることで、同じ建物タイルで二回決算を起こせるわけですね。ただし、都市の名前の下に書かれたタイル数分だけ、対象の都市に建物を建設している必要があります。



決算を起こした際、対象となった建物に書かれているオブジェクトが、タイル一枚につき一つもらえます。また、このオブジェクトはメインアクションと別に10金を払うことでメインボード上から購入が可能。基本ルールだと値段が高いですしあまり活用されないアクションですが、拡張ルールだと狙った種類のオブジェクトが取れるため、ここぞというときに便利です。

・オブジェクト購入に関してルール補足
→メインボード上と、ストックのオブジェクトは別々です。メインボード上は一種類1個ずつだけで、なくなったら補充されません。
→ストックのオブジェクトも、尽きたらそれまで。メインボード上からもらうことはありません。

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基本ルールでは、

・建物がすべて建設される



・誰かが3つの条件(4回決算する・オブジェクトを指定数持っている・建設に使った資材が一定個数以上)をすべて満たし、その人の手番で終了を宣言する(メインアクションと別)

どちらかでゲーム終了フラグが立ち、手番数が同じになるようにラス手番プレイヤーまでまわしてゲーム終了です。ゲーム中決算で獲得した点数以外に、



・5金で1点
・オブジェクト一つにつき3点
・建設に使用した資材の数 = 建物の数字の合計 がそのまま得点

これらを得点に加算し、勝者を決めます!

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基本ルールだと終了条件が毎回同じですし、わかってしまえばすごく簡単ですね。

都市の決算は誰か一人しか起こせないので、誰も注力していない都市に建物を建てていくのが基本ですかねー。なんとなく、赤の都市が強いのでここが被るんですが。

ちなみにタイルの背景色や、オブジェクトが6種類あることについては、基本ルールでは意味がありません。拡張を入れると機能してきます!

でも基本ルールだけでもとても面白いですよ。

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カッラーラの宮殿 Die Palaste von Carrara [並行輸入品]
価格:8073円(税込、送料別) (2017/1/14時点)


カッラーラの宮殿(拡張ルール)

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先日の記事から間が空いてしまいましたが、カッラーラの宮殿、拡張ルールの紹介です。

基本との差異は

・資材獲得の際に、ディスクを回さず、袋からの補充もなしに買うことが出来る
要は下家への嫌がらせです。資金に余裕があるときは選ぶことがあるかな?ぐらいですね。

 

・8資材で建てる建物が登場
この建物自体は山札に混ぜられず、いつでも任意で取れます。しかし、資材が8個も必要なため、建てるのが容易ではありません。建てられるとしても黒や青の都市が多くなるはず。
ただし、拡張ルールでは「建て替え」も可能です。差分を払って元あった建物をアップグレードさせることができます。



そして、8資材の建物を建てると、決算の効果をアップグレードさせるタイルを一枚、選んで取れます。街の上において、以後の決算にアップグレードが適用されます。

・決算の種類が増える



緑のタイルについての決算と、オレンジのタイルについての決算ができます。緑は資材数がそのまま勝利点、オレンジはお金です。

単純に緑の決算が強いため、緑色のタイルが少なくなっているんですね。なるほど。

ただし、この決算を選ぶとオブジェクト駒を得ることができません。



・ゲーム終了条件がランダムに



目的カードが3枚公開されるため、基本ルールでは固定だったゲーム終了条件が毎回変わります。それに加え、「エクストラ」と書かれたボーナス得点を示すカードも公開し、毎回4枚のカードを使うことになります。

このカード、条件がドイツ語で書かれているためかなりわかりづらいですね。基本ルールではほとんど言語依存ないんですが、このカードだけは日本語化必須ですね。

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拡張ルールを入れることで、当然ですが複雑になり、「定石」というものが定めづらくなりますね。ただ、

・とにかく8建物を建てて、1枚以上アップグレードタイルをとらないと勝負にならない

・緑タイルについての決算が強いので、誰か一人が緑タイルを集めだしたらカットするべき

など、インストに含めておくべき注意点も増え、ここをおろそかにするとバランスの悪いゲームという印象を持たれてしまうかも??

基本ルールは基本ルールで、クラシックなドイツゲーム気質が感じられるいいバランスですので、どちらが好きかは好みが分かれそうです。

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ライナー・クニツィアのメイク・ミー・スマイル!

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クニツィアによるソロプレイパズル第三弾。今度は詰めオセロだ!



---ライナー・クニツィアの頭脳パズル メイク・ミー・スマイル!---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:??分
評価:☆☆☆☆



「宝の地図」が出たとき、箱の中のちらしで既に発売が予告されていたメイクミースマイル。

何をするのかというと、指定された数の黄色のポーンを置いて、問題シートの泣き顔(赤)と仏頂面(青)を全て黄色にするというもの。



顔は、黄色のポーンと黄色の顔で挟むと 赤→青→黄 と変化するため、色が三色あるオセロといった感覚になっている。

見た目にわかりやすいルールだし、難易度もほどほど。価格も安いので、「こんなのスマホのアプリで遊べばいいじゃん」という悪魔の声に惑わされなければおすすめ。

クニツィアパズル第二弾の「宝の地図」では、続編にありがちな高難易度化が図られたんだけど、このメイクミースマイルはルールがガラッと変わったこともあってか、少し難易度が抑えられている印象。

同じ一人用パズルの「グラビティメイズ」よりも万人向けではないでしょうか。あちらは空間認識能力が必要なので、ウボンゴ3Dよろしく、苦手な人はとことん苦手なのです。

さんマニア

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ビジュエルド(Bejeweled)に端を発し、今や有象無象の類似ゲームが乱発されるマッチ3というジャンル。このゲームはそんなスマホアプリ的なゲームなのです。



---さんマニア---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:20分
評価:☆☆☆☆



メビウス便で頒布された際に、「面白い!」と各所で噂になったゲーム。その後一般流通しましたので、価格も安いし買ってみました。
ラベンスバーガーのカードゲームなので、いつもの空気がたっぷり入った箱(アブルクセン・クーハンデル等のサイズ)かと思いきや、なんか見たことのないサイズの箱。ラベンス新小箱サイズとでもいうべきか。でもアミーゴ箱と同じサイズではないので収納場所に困った。



中身はカードだけで、4色1~8のカードが入っている。同じカードが3枚存在するので、枚数は4×8×3 = 96枚 と、台札用の8枚を加えて104枚。なんだ、アミーゴ箱に入るじゃん!

まず台札の1~8を順番に並べる。



次にすべてのカードを混ぜ、各プレイヤーに均等に配る。このゲームは、この配られた各自の山札を早くなくすのが目的。

個々の山札から5枚を手札にしたら、順番に以下のルールに従ってカードをいくらでも出せます。



・何もないところにカードを出す際は、2枚以上セットで出す。
・すでにあるカードにつなげる際は、1枚でOK
・縦方向には同じ数字を、横方向には同じ色をつなげる。



この条件に合わないところにはカードを出せないので、もう出せなくなったら手札を5枚になるように補充して次の人へ

もし一枚も出せない状態だったら、手札から1枚を捨て札にして一枚補充します。手札は常に5枚です。



カードを出した結果、横に3枚以上 or  縦に3色以上のセットを作れたら・・・

山札から、任意でカードを一枚補充して、そのまま手番を続けることが出来ます。なぜ任意か?というのは後述。



また、【縦】に3色以上のセットを作ると、そのカードセットは捨て札になります。



この結果、台札からつながっていないカードも一緒に捨て札に。パズルボブル(マジカルドロップ)みたいな感じ。

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こうしてカードを出し続けた結果、手札の5枚を全て出せたら、誰かの山札に自分の山札から2枚を載せることができます。

つまり、3枚セットを作った時に、このままいけば手札出し切れる! と思ったら補充しない方がいいんですね。

逆に補充して新たに出せるカードを引いた結果、全部出し切れたり。この辺「エイッ!」と気合を入れて引くと面白いです。

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手軽なマッチ3パズルのようなプレイ感。連鎖的にカードが捨て札になると爽快感もあり、非常に「現代的な」カードゲームだなぁという感じ。

カードを出す順番によって、手札を出し切れたり、できなかったりするので、ダウンタイムが少々長いのだけがネックですが、そこまで気になりません。ディズニーツムツムとか、あの辺がお好きなら一度プレイを。

ニムト追加カードセット

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ニムト追加カードセット



メビウスゲームズが、「ニムト20周年記念版」に追加されていたジョーカーカード(0.1~0.9の10枚のカード)を単体で販売してくれました。ドミニオンのプロモカードみたいなパッケージで300円。まあファンアイテムですが、すごろくやだとメール便で発送してくれるので送料も安く、気軽に買えます。

このカードは最初各プレイヤーに一枚ずつ配り、余ったら山札と一緒に混ぜてしまいます。

あとは通常通りプレイするのですが、数が小さいため必ず処理順が早くなるカードです。(複数枚のジョーカーが出される場合があるので、一番とは限らないのがミソ)

そして小数点以下しか数字が書かれていないので、置く列も選ぶことが出来ます。

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これは結構好みが分かれそうなカードですね。今までは連番を出して置けば絶対助かる!と思っていたところに小数点が入ってきて、6枚目になってしまう、という展開が目に見えます。

やや蛇足な感じもするので、ちょっと普通のニムトも飽きたし追加カード入れてみない?ぐらいの使い方でしょうか。

炭鉱讃歌 カードゲーム

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原題は「Coal Baron:The Great Card Game」 その名の通り、カードゲームでありながらしっかりしたプレイ感の作品ですよ。




---炭鉱讃歌:カードゲーム---

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60-90分
評価:☆☆☆

私のお気に入りワーカープレイスメント「炭鉱讃歌」がカードゲームになった!と聞いて即購入。届いて初めて、日本語版であったことに気づいてびっくりしました。まあコンポーネントに言語依存無いけどね。全部アイコンで書いてあって、日本語化されてるのは箱と説明書だけです。



内容は、全てカードで表現したワーカープレイスメントといったもの。ボードゲーム版と大きくルールは違いますが、プレイ時間は大体同じくらい。



カードが通常のユーロサイズなので、場所を非常にとるのが玉にキズです。しかも個人ボードがあるというダメ押し。

ルールは(私的には)結構わかりやすく、基本的には機関車と貨車・石炭カードを組み合わせて、注文をこなしていくというもの。



それぞれのカード山に、ワーカーを配置すれば一番上の一枚が取れるというシンプルルールです。



ただし、すでに他の人がワーカー(カード)を配置していたら、配置したワーカーの数が「前の人+1」になるように出さなければいけません。これはぴったりでないとダメで、多ければ良いというものでもないです。

なので、4とか5のワーカーカードが一概に強いかと言えばそうでもなく。



全員がワーカーを配置し終えるか、パスしたら次のラウンドへ。人数によって5-7ラウンドプレイしたらゲーム終了になります。



達成した注文と、それに付随するミッションカード、株券などの得点を合計して最終結果。初プレイ4人で80分くらいでした。

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英題の「The Great Card Game」の名に恥じず、とても骨太なカードゲームに仕上がっています。今ボードゲーム版の炭鉱讃歌は手に入りづらいので、あのアートワークの感じが好きならこれ買っとけ!と言えますね。そつなく非常に丁寧に作られているなぁという印象。バランスブレイカーのカードとか無いですし。

ただ、アクションで取れるカードが、「一番上の一枚」なので、めくり運の強さがボード版より強いです。なので「4枚選んで一枚とる」アクションにワーカーが集中しがち。まあ狙ってこういうバランスにしてるのかもしれませんね。

カードゲーム版になったゲームは、通常元あった要素をそぎ落としているのが常なので、そういうものを求めて買うと肩透かしを食います。そこだけ注意です。



今のうちなら値段も安いので、骨太なカードゲームを求めているならぜひ。



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【中古】ボードゲーム 炭鉱讃歌 (Gluck Auf)【タイムセール】
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カルバ拡張チップセット

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これも元々はプロモーションセット何だと思いますが、カルバのタイル番号が入ったチップと、ジョーカー扱いのチップのセット。

要はこのチップを袋か何かに入れて引くことで、タイル番号の宣言役を固定する必要が無いし、ジョーカーがあるからちょっとプレイ感が変わりますよ!というもの。

「?」のチップを引くと、引いた人が好きな番号を宣言できる!

プレイアビリティが上がるので、今すごろくやでカルバを買うともれなくついてくるみたいです。これは持っておくとよさそうですね。


バランスアイスキューブ(クラッシュアイスゲーム)

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昔、ダイソーで100円ゲームシリーズとしてPCゲーム売ってました!(スラムティルトというピンボールが面白かった。)今度は500円の高級志向で、アナログゲーム界に進出!



---バランスアイスキューブ---

ルールを覚えるのに必要な時間:1分
1ゲームの時間:5分
評価:☆☆☆



ダイソーがいくつか展開している500円ボードゲームシリーズのうちの一つ。実態は既存の商品のOEMらしく、これも「クラッシュアイスゲーム」として売られていた商品のOEM化だと思います。



内容は見たまんまで、ルーレットで指示された氷ブロックを叩け!ペンギン落とすな!

はいルール説明終了!!



しかしパッケージ替えの中身そのままで商品化したのかと思いきや、ダイソーで売られている方は指示ルーレットが単純化されているという細かい違いが!この記事かいてて初めて気づいたよ。

まあ根本的なゲーム性に違いはないので、ダイソーで見かけたら買ってみるのが吉。非常に単純で子どもと盛り上がるのにピッタリです。ずっと遊んでると飽きるとは思いますけどね・・・

(Twitterで結構話題になってたので、もしかしたらもう品薄かも?そしてダイソーは品切れになったら普通はそのまま。生産終了なので・・・)

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【予約受付中:3月中旬予定】クラッシュアイスゲームCRUSH ICE GAME
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ヒット・ザ・ロード

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やあ。俺の名はマーティン。

数ヶ月前、ゾンビの大発生が起こった。

親父は俺たちを車に放り込み、俺たちはシカゴの郊外から逃げ出した――L.A. に着くか、破滅するかだった!

すべての曲がり角に危険が潜んでいたこの旅は、絶対に忘れられないものだった。

この体験を覚えておくため、俺は何とか手に入るものを使ってゲームを作った……お前が今持っているゲームだ。お前がこれを気に入ってくれればと思う。西海岸にたどり着けるよう祈ってるぜ!




---ヒット・ザ・ロード---

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:45-60分
評価:☆☆☆☆



ワレス御大が何を思ったか、ダイスをじゃらじゃら振るゾンビゲーを出した!?でもヴィア・ネビュラみたいに、きっとワレスらしさは残ってるんでしょ?

と思い買ってみたヒットザロード。開けてみると、ネタなのか本気なのか?ワレスの影はどこにもない、B級ホラー映画的ボードゲームでしたとさ。

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まずこのゲーム、箱やコンポーネントについて触れずには先に進めません。

ゲームは、このゾンビが出現した世界で販売されていたゲーム「HIT THE ROAD」を加工して作られた、という設定。外箱のタイトルを 「THE」→「Z」に書き直し(ゾンビの意味)

箱の裏は、架空のゲーム説明そのまま





コンポーネントは、トランプやポイントカード、ジュースの王冠を模して造られています。ボードゲーマーなら見たことのあるカードもちらほら。

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ゲームのシステムは「競り」なのですが、そんなに緻密な感じでもなく。



西海岸にたどり着いてゲームクリアになるためには、各ラウンド2枚ずつ、計16枚のカードを解決しなくてはいけません。このカードはランダムに並ぶので、どの2枚を獲得するか競りをします。当然アイテムが手に入ったり、ゾンビが少ないカードが欲しい。

お金はこのポストアポカリプス世界に存在しないので、銃弾やガソリンを使って入札します。

競りはソフトパスで、同額で入札はできない仕組み。全員がパスしたカード解決フェイズになります。

資源を支払って・・・



高値を付けた順に次のラウンドの手番が決まります。

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ラウンド後半はカードを処理していきます!手番順に処理するんですが結構シンプルで

まず左上に書いてある資源をもらい



なにかイベントがある場合はそれを処理(仲間が増えたりアイテムが手に入ったり)

次にゾンビが出現!戦闘は弾薬を消費して遠距離射撃→白兵戦の順に展開します。



弾薬トークン1個で、射撃してゾンビの数を削ることが出来ます。(外すかもしれないけど・・・)

射撃は行わなくてもOK。そして白兵戦に移る前に、「ガソリントークン2個を消費して逃げる」選択肢もあります。



白兵戦に移ったらまたダイスを振って戦闘!自分のファミリーの人数分、ダイスを振れるのですがゾンビに噛まれることも・・・。

アドレナリンを打てば死亡は免れるのですが、このアドレナリンが切れるとバタバタ人が死んできます・・・

見事ゾンビを殲滅したら勝利点獲得!(逃げた場合は勝利点無し。カードはゲームから除外)



次のラウンドへ!これを8ラウンド繰り返して、生き残ってるプレイヤーの中で勝利点を競います。

あ、途中で自分のファミリーが全員死んだら脱落ですよ。救済処置無しww

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競り以外はほとんど自動処理なので、お酒を飲みながらワイワイプレイする、B級映画鑑賞のノリでプレイしましょう。

8ラウンド生き残れる可能性は半々といったところで、7-8ラウンド目でどんどん人が死んでいきます。


基本的には、ゾンビを倒して勝利点を稼ぐより生き残ることを優先した方が良いです。

※説明書に使い方の書かれていないアイテム類があるのですが、指示はカードに書いてあります。一回ゲームをプレイして初めて内容がわかります。

何回かプレイするとカード内容がわかってしまって、そんなに深い戦略性も無いのでリプレイ性が低いのですが・・・。一つのボードゲームをそんなに遊びこまないプレイスタイルの人ならおすすめです。雰囲気最高だし、ゲームはかなり笑えますよww


レイルロードレボリューション 公式ヴァリアント

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契約達成の条件に含まれない、というジレンマがありながらも、基本的にはとても強い「レイルロードレボリューション」における「電信敷設プレイ」

これに関して、デザイナーから公式のアナウンスがありました。

・電信の最終ボーナス得点トラックについて、倍率を上げるためのコストを500-500-1,000にする

もとのコストは50-50-100なので、実に10倍(!)です。

このお金はなかなか用意出来ないと思うので、電信が得点に結びつかなくなりそうですね。株券の取得が容易に行えるので、電信アクションを完全に無視するプレイはできないと思いますが・・・



ハリガリ

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既に古典ゲームの風格さえ漂うハリガリ。個人的には、以前のちょっとレトロなパッケージの方が好きですね。



---ハリガリ---

ルールを覚えるのに必要な時間:1分
1ゲームの時間:15分
評価:☆☆☆

※大人同士だと、高難易度の「ハリガリエクストリーム」をお勧めしますが、子供と一緒なら☆5ですよ!


「同じフルーツが5個になったらチンと鳴らしてください」でルール説明が終わる本作。発売は1992年で、もう四半世紀前の作品ですが、いつでも変わらぬ面白さです。



インストのときに、「相手に向けながらカードをめくるように」伝えるのを忘れないようにするだけで、すぐに始められます。さんざん言われていることですが、足し算が出来るようになったお子さんと一緒に楽しめる素晴らしいゲームですね。

特に面白いところが、「フルーツが少なくなって」5個になる場合がある、ということ。場に6個以上のバナナが見えているときに、他のカードでバナナが隠されることによって「チーン!」と鳴らせるのです。

2-6人用とありますが、小人数だと場に見えるカードが少なく、簡単になりすぎます。少人数の場合は一人二山担当するなど、難易度を上げる調整をしましょう。



こっちのパッケージ探して買えばよかった・・・。

ハリガリ ジュニア

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「ハリガリ」も小さな子供と遊べるゲームだけど、まだ足し算が出来ない子はどうすれば!? 心配ない。ハリガリジュニアがあるぞ!



---ハリガリ ジュニア---

ルールを覚えるのに必要な時間:1分
1ゲームの時間:15分
評価:☆☆



名作「ハリガリ」を更に低年齢対象にした作品。「数が5になったらチンする」というルールから、「同じ顔のピエロが出たらチンする」に変わっています。あとはおんなじ。

足し算をする必要がなくなったため、対象年齢は4歳から。あとはお子さんがルールを守って遊んでくれればOK。(順番に一枚ずつめくれるか・そもそもじっとテーブルを囲めるか)

さすがにここまで簡単になると、大人が遊ぶには厳しいものがありますが、「チーン!」のベルがあるので子供の食いつきはいいように思います。

アグリコラ:ファミリーエディション

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小進捗と職業をなくし、ファミリールール限定になったアグリコラ。セットアップが非常に楽になっているので、アグリコラへの登竜門としてどうぞ!




---アグリコラ:ファミリーエディション---

ルールを覚えるのに必要な時間:15分
1ゲームの時間:60分
評価:☆☆☆☆



アグリコラ:リバイスドエディションとともに、「出るらしい」と話題になっていたファミリーエディション。

所謂「ファミリールール」だけ抜粋した廉価版でしょ?アグリコラ持ってるからいらないや

とスルーしかけたのですが、3,000円代というお手頃な価格(予約時)もあって、ついつい購入しちゃいました。私が持っているアグリコラは、古い版なので駒のアップグレードもできるしね。

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これがファミリーエディション。カード類がすべてタイルになり、小進捗と職業はバッサリカット。そしてラウンドごとに増えるアクションは、順番が固定になっています。(ボードに直接プリントされている)




アグリコラ:牧場の動物たちと違い、大進捗は残っているし、収穫(飯の日)もあります。ほとんど元のアグリコラのファミリールールと一緒なんですが、セットアップが非常に楽!

ご飯の供給や、点数周りは元より優しく調整されています。ほとんど物乞いは食らわないし、発展させていない分野があってもマイナス点はありません。



つまり、ひたすら畑を耕し続けても、逆に羊だけひたすら増やしていても暮らしていけます。個人ボードもなくなり、農場を好きなように拡大できます。「みんな同じような農場になるゲーム」ではなくなっていますね。

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何人でプレイしても、同じようなプレイ感で遊べるため、2-3人プレイでも楽しい。むしろサクサク進むので2人プレイ試してみては?これに慣れたら、もちろん本家アグリコラをどうぞ。

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アグリコラ 牧場の動物たち 日本語版
価格:4104円(税込、送料無料) (2017/3/18時点)


クレイジータイム

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スラップジャック、ハリガリ、ジャングルスピード、スピードカップス等等、条件がそろったらいち早くカードを叩く(ベルを鳴らす)というゲームは数多くあります。

クレイジータイムはその中でもかなりの高難易度ですよ!


---クレイジータイム---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:30分
評価:☆☆☆☆☆



バネストが仕入れている、Korea BoardGamesの作品。



前は細長い箱(世界の七不思議デュエルみたいなサイズ)で販売されていましたが、版が変わって正方形箱になりました。



紙にエンボスがかかっていない箱で、かなりぴったり蓋が閉まるので開けづらい。

ややこしさを楽しむゲームなのですが、やることは簡単。各自にカードをくばり、個々の山札を作ります。(人数によって違う)

手番がきたらカードを一枚めくって場に出すだけ、この時、手前から奥に向かってめくります。(相手に先に見せるめくり方。ハリガリ方式。)



めくるとともに、スタートプレイヤーは 「1時」次の人は「2時」と一時間刻みで宣言していきます。このとき、カードに書かれている時刻と違っていてもOK。また、12時までいったら「1時」に戻ります。



ただし!タイムマシンのカードが出てきたら、時間が逆転します。「1時」→「12時」→「11時」・・・

もう一つ。宣言した時刻と、カードの時刻が一致したら、真ん中に置かれたカードを叩きます。



カードを叩くのが一番遅かったり、時刻の宣言違いを他の人に指摘されたら、場に出ているカードから5枚をとり、自分の山札の下に入れます。

さらに!上記二つの条件が重なったら(タイムマシンのカードで、宣言と時刻が一致していたら)「時の過負荷」が起こって、何も起きないのです!時間も逆転しないし、真ん中のカードをたたいてはいけません。

これらの条件を間違ってしまったプレイヤーがいたら「テンポラルフロー!」と宣言して間違いを指摘します。間違ったプレイヤーは場から5枚までのカードを受け取ります。

自分の山札を出し切ったら勝利!と言いたいところですが・・・

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このゲームは全4ラウンドで、ラウンド毎にややこしいルールが増えるのです。条件カードをランダムにめくり、決定されます。 「1時のカードがでたら〇時30分と宣言しろ」「砂時計の絵がでたら3時間巻き戻せ」等々・・・・

どんどんややこしくなるし、条件が重なったら「時の過負荷」でなにも起きません。ほんとにわけが分からなくなります。

勝者は4ラウンド目に勝った人!問答無用で勝利です!



ちなみに、前ラウンドの勝者が指名した一人が、追加ルールを知ることができない、そしてゲーム中にルールを言い当てられたら自分のカードを5枚捨てられるというルールがあるのですが、ちょっと蛇足かな?と思います。別に採用しなくても十分面白いです。

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反射神経 + 判断力。 クレイジーな難易度のパーティーゲームですよ!ぜひお試しあれ。


イグジット:秘密の実験室

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簡単に大金が手に入る!そんな言葉に踊らされたあなたたちは、指定された研究室に入ると薬で眠らされてしまいました! 気が付くと、辺りには誰の気配もなく、いろんな薬品が置いてある実験室に閉じ込められていました。 目の前には謎の円盤とメモの書かれたノート。はたしてここから出る方法はあるのでしょうか!? 



---EXIT:秘密の実験室---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:90分
評価:☆☆☆

KOSMOS社が2016年に3本送り出した「アナログ・脱出ゲーム」シリーズの一つ。バネストさんが丁寧に和訳して販売しているので、どんなものだろう?と購入してみました。

巷の話通り、所謂「レガシーシステム」を採用しているため、原寸大カラーコピーでもとらない限り一回遊んだら終わりのゲームです。まあカラーコピーとっても、もう解き方がわかっているので二度は遊べないのですが。
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※レガシーシステムとは、カードやボードに直接書き込んだり、切ったり貼ったりしてコンポーネントそのものに手を加えながら遊ぶタイプのゲームを差します。

古くは「リスク:レガシー」最近では「パンデミック・レガシー」がこのシステムを採用しているので、こう呼ばれます。

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内容については書けないのですが、肝心の出題について

和訳を参照しながらになるのですが、思ったよりも言語依存がなく、半分ぐらいの問題は見て考えるようになっています。

ちょっと気になるのは、日本とドイツの「常識」の差というか・・・。わからない時は仕方ないので、ヒントを見てテンポよく楽しんだ方が面白いと思います。

問題のクオリティがそんなに高くないとの意見もあるのですが、脱出ゲーム好き、パズル好きは楽しめますよ!コスパを気にしない猛者はぜひ購入して楽しんでみて下さい!

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パンデミック:レガシー シーズン1(赤箱) 日本語版
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イムホテップ

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イムホテップって建築の才能があったのか!?ハムナプトラの悪役のイメージしかなかった・・・。



---イムホテップ---

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:40-60分
評価:☆☆☆☆☆



2016年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作。「年間ゲーム大賞狙うぞ!」という意気込みが感じられる造りで、大きい木ゴマにシンプルで悩みどころのあるルール、そして適度なプレイ時間と3拍子揃ったゲームです。

個人的にはこれがゲーム大賞だ!と思ったのですが、選ばれたのはコードネーム。そちらは未プレイなので何とも言えないのですが、王道ドイツゲームではなく、あちらが選ばれたのはマーケティングも絡んでいるのかなー、と。

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メインボードはないので、各自にちいさな倉庫ボードと資材、そして中央に建設予定地ボードと船を並べたらゲームスタートです。



あ、船はラウンドカードの指示どおりに用意します。

手番に出来ることは

・石の切りだし

・船への積載

・船の移動

・カードの使用

の4つ。

・石の切り出し

石材を、ストックから3つまで、個人ボードに移します。個人ボードの積載上限は5個。

このゲームは、ストック→個人ボード→船と順番に石を移していかなくてはいけないので(エルグランデみたいなタイプ) ストックから直接船に積まないように注意しましょう。なお、直接積むことを可能にするカードアクションもあります。




・船への積載

個人ボードの石を1つ、船に載せます。このとき、どの船に載せても、またどの位置に載せても構いません。



・船の移動

船を、建設現場まで移動させます。どの船を移動させてもOKですが、各船には最低積載量が決まっているので、この数以上石を積んでいないと動かせません。

そして、移動先では「船の先端から」石を降ろし、決まりに従って建設していきます。



a)ピラミッド 左上から順番に石を置いていくのですが、ボードに書かれている通りに点が入ります。また、ゲーム終了時はピラミッド建設に使った石を数え、自分の色の石1つにつき1点がボーナス点として入ります。



b)神殿 各ラウンド終了時に、「上から見て」自分の石がいくつ見えているか数えます。一つ1点



c)墓所 ゲーム終了時に、自分の石がいくつ繋がっているか数え、チャート通りに得点が入ります。石が複数グループに分かれていたら、それぞれ計算します。



d)オベリスク 石をひたすら高く積んでいき、ゲーム終了時に高さが何位かによって点が入ります。同着の場合、1+2位の得点を足して2で割る(端数切捨て)のように計算します。



e)市場 船の先頭に石を積んだプレイヤーから順に、市場のカードを一枚獲得できます。値段はどれも石1個です。

カードは即時効果があるもの、あとで手番アクションで使えるもの、ボーナス得点になるもの等があります。 

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全ての船が建設現場に運ばれたら、新たなラウンドカードをめくり、市場のカードを補充して次のラウンドへ。前のラウンドで買われなかったカードは捨て札にします。

これを6ラウンド繰り返したら、得点を合計して終了!です。

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運の要素が低めながら、ライトなプレイ感の傑作です。石を狙い通りに配置したいのに、船を誰かに、意図しないところに運ばれてしまうジレンマ。かといって邪魔ばかりしていても勝てない。

手番アクションで使える青のカードはおおむね強いものが多く、戦局に大きくかかわります。逆に、緑のボーナス得点カードは弱めで、「余ったからとる」という感じですかね・・・。2回しかプレイしていませんが。

日本語版がでてようやくプレイできたのですが面白い!おすすめです。



※ちなみにボードには裏面があって、そちらを使うと違ったルールで楽しめます。AとBを混ぜてもOK!

タイムストーリーズ 遊ぶ際 ルールに関しての注意点

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このゲームに関してはネタバレできないので、間違いやすいルールについてまとめてみました。

イグジットシリーズと同じく、クリアしたら終わりのゲームではあるのですが

タイムストーリーズは、より「RPG」的です。戦闘はダイスを振って解決。移動にリソース(時間)を消費するなど

ルールの注意点として

・ある場所に「入る」際には時間(TU)を消費しない。その場所から出たり、アクションを行ったりすると1TU消費する

・戦闘が起こった際、誰かが移動してしまっても最低一人残っていればリセットはされない。

・倒した敵は、その時間旅行中は復活しない

・「なにもしない」(移動もアクションもしない) こともできるが、

 a)少なくともドクロ盾が1つ以上あるなら、1ダメージ
 b)TU盾があるなら、1TU減少
 c)ハート盾があるなら、1ダメージ

というように、無印盾以外の効果は全て適用されます。非推奨行動。

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拡張も同時購入したので楽しみなのですが、どうも基本シナリオよりも難易度が高いみたい!?

基本シナリオは、初回のクリアこそほぼ不可能だと思いますが、何回かプレイすれば行けるかなー?という調整だったので、難易度を上げてきたんですね。時間作って早くプレイしたいと思います。

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ヨーヴィック

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リメイク前の「倉庫の街」では季節ごとに火事が起こるという不思議な街でしたが・・・

今回は、季節ごとにピクト人が襲来して略奪をします! うーんこっちのほうが自然だよね。




---ヨーヴィック---

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:45-60分
評価:☆☆☆☆



入手難の「倉庫の街」のテーマを刷新し、箱もでかくなって登場した本作。これまた入手難だった拡張も同梱され、お値段もお手頃でとてもうれしい再版です。(絵柄は前のほうが好きかも・・・)



ルールは倉庫の街と全く一緒なので、ボードゲーム初心者にも安心して勧められますね!

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まず A B C D の各デッキをシャッフルし、順番通りに積み



各自駒を3つと、5金をもってゲームスタート!


ゲームボードには、各ラウンド プレイ人数+1のカードが並びます。




そしたら、欲しいカードのところに、スタートプレイヤーから順番に駒を置いていきます。お店に行列を作っているようですね。(同じカードに自分の駒を2人以上置いてもOK

全部の駒が置かれたら、購入フェイズ。左から順番にお金を出して買っていきます。



まず先頭の人に買う権利があるのですが、お値段は並んでいる人数と同じ。つまり3人だったら3金。5金しかもっていないことをお忘れなく!

先頭の人が買うことを諦めたら、次の人に購入権利が。このとき、並んでいる人が一人少なくなっているので、お値段が安くなるのです。

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カードを買えたら荷下ろしフェイズ。まず全員が1金貰え、
そのラウンドで何もカードを買わなかった人は1金追加でもらえます。合計2金。



「船」以外のカードは、単に手元に並べて終わりなのですが、Bデッキから登場する船には、いろんな資源が載っています。



これを職人に届けて勝利点を得たり、商人に届けてお金を得たりできるのです。もし余ってしまったら、一つだけは手元に保管しておけるのですが・・・・



あとは共通の市場に出さなくてはいけません。




また、カードがなくてもできるアクションとして、

・資源を3つ出して共通の市場から任意の資源を一つ取ってくる
・資源を二つ、市場に出して1金を得る

というものがあります。

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カードの中には「ピクト人の襲来」が混じっていて、これが出ると即座に処理します。買うカードではないので場には並びません。

カード公開時、手持ちの戦士カードの値を見ます。一番多い人がカードに書かれている勝利点を得て、一番少ない人はマイナスを食らいます。同着の場合は全員が勝利点を得たり、マイナスを受けたりします。



これを繰り返して行くと、カードがぴったりなくなります。最後に一番激しいピクト人の攻撃を受けてゲーム終了!得点になるカードの点を合計して勝者を決めます!

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ゲームは本当にシンプルで、「フェルトもこういうゲーム作ってたんだなぁ」と感心することしきり。スタートプレイヤーは順番に移動していくのですが、後手番が有利なので駒を並べるときに結構考えます。 もちろん後ろに並んでいたほうが安く買えるのですが、先頭に買われてしまったら元も子もないので・・・。

お金は終始カツカツで、初期値の5金から増えるようなことはほとんどないでしょう。ただし定期収入の1金だけ持っているような状態で次のラウンドに突入してしまうと、かなり足元を見られる(どうせ買えないんでしょ?) 羽目になるので、この状態は避けたいですね。どうしても欲しいカードがあったらしょうがないんですが・・・

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アメン・ラー

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クニツィア3大重ゲー(?)の一つ。あと二つはチグリスユーフラテスとタージマハルでいいんですか・・・? ラーと関連のあるゲームだと思ってる方もいるかもしれませんが、全く関係ないルールですよ!



※遊ぶときはリンク先のサマリーがとても便利なので、印刷して用意するといいよ!カード効果がわかりづらいので必須です。

ボードゲームかくて庵

---アメン・ラー---

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:90-120分
評価:☆☆☆



最近スーパーミープルから豪華コンポーネントの新版がでた、クニツィアが重かったころのゲーム。初出は2003年??けっこう前なんですねー。



こっちが新版。通称揚げ出し豆腐!

システムは得意の「競り」 ところてん式競りと握り競りを行うんですが、ほかの要素も多く、競りだけを純粋に楽しむゲームとはなっていません。

ちょっと説明しづらいのですが・・・

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毎ラウンド、人数分の土地カードがめくられ、ボード上の土地が競りにかけられます。



土地にはいろんなシンボルが描かれていますが、最初からお金が置かれていたり、パワーカードが置かれていたりします。これは競り落とすと手に入ります。



ここでところてん式競り。スタートプレイヤーから順に値付けをするんですが、同じ土地に二人以上が値付けしたら競り発生。低い入札額の人は同じ土地に入札できず、いったん別の土地に入札しなくてはいけません。あと入札するときはもちろん高い価格でね。

5人ゲームじゃないとあっさり競りが終わってしまうので、ベスト5人のゲームですよねー。プレイ時間が長くなるけど。

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土地を獲得したら、購入フェイズに進みます。

手番順に、農民・パワーカード・ピラミッドの建材を買っていきます。

ざっくりいうと、農民はお金になり、建材は勝利点になります。パワーカードはアクションを補佐したり、お金になったり点になったりといろいろ。



どれも同じ値段で、一度に大量に買うと値段が上がる方式。(個数は3種の合計ではなく、個別にカウントします)

パワーカード以外は、自分の所有している土地にすぐ置きます。前のラウンドで購入した土地に割り振ってもOK。




・建築資材は土地にいくらでも置けます。3つ置く毎にピラミッドが一つ建ちます。



・農民は土地の空き枠に置きます。空き枠のない土地には当然置けません。



・パワーカードは、土地に買える枚数の上限が示されています。このジャンプ台みたいな絵の個数分だけカードが買えるのです。

※自分が所有している複数の土地にパワーカードシンボルが描かれていても、買える枚数のカウントは多く書かれている方の土地を採用します。合計ではありません。

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購入フェイズが終わったら握り競りです。ここで神殿にいくら供物をささげるか。全員お金を握りこみ、一斉に公開です。



一番大きい金額を握った人は、農民・カード、建材を任意の組み合わせで3個

2番目の人は2個

それ以外の人は1個もらえます。ただし、各自一枚だけ持っている-3金カードを出した人はお金を3金得て(供物から盗んだということ)他の物はもらえません。

そして全員が握ったお金を合計し、神殿のコマをその値の場所まで移動させます。

ここで収入などが決定するのです。次の収穫フェイズへ

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収穫フェイズでは、自分の土地に配置した農民×神殿チャートの数字分、お金がもらえます。



さらに、神殿チャートが1-2のときだけ、ラクダシンボルがついているお金がもらえます。(不作のときはらくだを売った、ということらしい)

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以上を3ラウンド繰り返すと、前半の得点計算。結構煩雑です。

a) ピラミッドは1つ一点
b)自分の獲得した3つの土地に、一つずつピラミッドが置かれていればセットで3点。2セットなら6点・・・と点が入ります。
c)ナイルの右岸と左岸で、それぞれ一番ピラミッドが立っている土地の所有者が5点(同着の場合は余りの建築資材の数で決定)
d)最終ラウンドの神殿チャートの数字×自分の土地に書かれている神殿の数 が得点
e)パワーカードによる得点(ナイルの上流にのみ土地を獲得している、等)

前半が終わると、建っているピラミッドと建築資材以外をすべて取り除き、また競りがはじまります!これによって土地の価値が変動して後半に入るんですね。ちょっとしたレガシーシステムのようで、このゲームを特徴づけています。

後半の3ラウンドも終了したらゲームが終わります。前述の得点計算を行った後、

一番お金を残している人が6点、2番目が4点・・・ とお金による得点を得て勝者を決めます!

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重かったころのクニツィア作品ですが、なんだかちょっとごちゃごちゃしすぎ、というのが第一印象。プレイ時間としてはそんなに長くないのですが、パワーカードのアイコンがわかりづらかったり、得点計算がわずらわしかったりと。とにかくサマリー必須のゲームです。

競りのゲームではあるのですが、エリアマジョリティやセットコレクションなど、別の要素が含まれているので、純粋に競りだけを期待すると肩透かしを食います。競り部分は結構あっさりしてるので。

クニツィアの重ゲーだったら、先にチグリスユーフラテスを遊んでから、こちらを遊べばOKでしょう。タージマハルはちょっと手に入りづらいのが難点かな。

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