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Channel: 対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
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3は多すぎる(2枚目が好き)

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2枚目が好き!3枚目は嫌い! これはゲームも現実も共通のようです。



---3は多すぎる(2枚目が好き)---

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:20分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)



シュタウペの新作、3は多すぎる です。メビウスゲームズからは「二枚目が好き」という秀逸なタイトルで、日本語訳付きが流通しています。

でも流通が若干弱く、あんまり見かけないのは気のせいでしょうか。まあ地味な見た目だからな・・・。



ゲーム自体は手札から1枚をプレイして、該当する列に置いていくという「ニムト」みたいなプレイ風景なんですが、ルールは思ったよりも違います。

まず、一人20枚ずつカードを配ったら、これを見ずに自分の山札として置いておきます。



次にここからカードを8枚引き、手札とします。手札が残り2枚になったら6枚補充し、更に手札が残り二枚→6枚補充すると山札がなくなります。

その後、手札が3たび残り2枚になったらゲーム終了です。

カードをプレイすると、3つある列のうちどこかに置かれます。



0~
30~
60~



3列あるので、対応する列に置きます。必ず列の一番右に置くわけではなく、数字順に並ぶようにおいていきます。

一列には3枚までしかカードを置けません、置いた結果、あふれてしまったら



・その列で一番大きい数字をプレイした → 一番左のカード一枚を引き取る



・最大でない数字をプレイした → 出したカードより大きい数字を全部引き取る

このようにカードを取っていき、セットコレクションします。

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カードを取ってきたら、もう数字は何の意味もなく、色ごとに並べます。

各色 2枚そろえると5点 1枚なら1点

ただし、同じ色の3枚目を取ってしまうとカードを裏返し、-3点となります。

裏返した色も、もう一度とることが出来ます。仕切り直しが出来るんですね。



これ以外にも、7色をいち早くそろえるともらえるボーナスカード

ゲーム終了時に6色 or 7色揃っているともらえるボーナスカードがあり、総合得点が一番高い人が勝利です。

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手元に取るカードはかなりコントロールできるので、けっこうじりじりしたプレイ感が味わえます。派手さは無いので好みは分かれますが、ルールは簡単です。

分かりやすいジレンマとして「早く7色をそろえるとボーナスが高得点 けどバーストの危険性が高い」というものがあります。見通しはとてもいいですね。

定番になりえるポテンシャルを秘めているのではないかと思います。


チケットトゥライド:ペンシルバニア(ルールについて)

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先日、チケライ:ペンシルバニアマップを遊ぶときに。「あれ?ルールが良くわからない点があるな・・・」ということが発生したので、覚書を残しておきます。



ペンシルバニアマップは、もう一つのマップ「UK」と違ってボードに簡易サマリーが描かれていません。(UKには 列車駒は35個であるとか、最初に配る手札は機関車を含む5枚であるとか書かれていて親切。)

・路線を引いた際の得点について

ボードに得点表が無いのですが、以下の表に従って点数が入ります。7本路線の得点に注意。

これ、アメリカマップしか持っていない人は7本路線の得点が全く分からないですよね。そりゃ質問出るわ。

しかもチケライ:ヨーロッパと7本路線の点数が違うという念の入用。要注意です。



※画像はBGGフォーラムより

・複線の扱いについて

ルールブックには、「書かれているルール以外は全てチケットトゥライド基本ルールに従います」という記述があるので、3人以下のプレイでは全て単線しか使えないものと思われます。

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インフレ気味ではあるものの、ルール変更はUKマップほど大きくないので、ゲームバランスは良いペンシルバニア。 4-5人で遊ぶと株券の争いが激しくなって、楽しそうです。

株ゲーに苦手意識がある方への導入にも使えそうですが、相場の変動がないのでユニオンパシフィックのようなプレイ感を期待すると肩透かしを食いそうですね。

テンポフィッシュ(おさかなクン)

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釣り人たちはおさかなを捕まえようと、そしておさかな達はあわてて釣り人から逃げ回ります。

今日はどちらが勝つでしょうか?どっちを応援してもいいんですよ。





---テンポフィッシュ---

ルールを覚えるのに必要な時間:1分
1ゲームの時間:10分
評価:低年齢向けのため評価なし



ラベンスバーガーのキッズゲーム。黄色なのでHABAの製品みたいだが、右下にちゃんとラベンスバーガーの三角マークがついています。

似たルールのゲームに「テンポかたつむり」があるのですが、あちらよりも値段、箱の大きさともにコンパクトになっています。ただ駒が小さいので、誤飲の心配はこちらのほうがあるかも。まあ3歳以上になっていれば大丈夫でしょうが。

3歳からできるゲームなので、ルールというほどのものはなく、100%運のゲームです。



ボードをこのように並べ、魚が乗ったタイルを中央に配置します。船はタイルの穴にぴったり収まるようになっています。

そしたらカラーダイスを振るだけ。順番に振ってもいいですが、お子さんが小さい場合は全部振らせてあげてもいいでしょう。結果は同じなので。



出た色の魚を、1マスずつ進めて釣り人から逃がします。





赤か緑の目がでたら、釣り人がボードごと魚を追いかけます。



ちなみに、ゴールした魚の目はオールマイティとして使えます。

お子さんの性格によって、釣り人をやりたいか魚をやりたいか違うと思うんですが、たいてい魚をやりたいんじゃないかな? 親は悪役になってあげましょう。

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ゲームというより、「順番を守る」「ルールに従って遊ぶ」ということを教えるためのおもちゃです。

「マイファーストゲーム」シリーズは正直値段が高いので、駒の小ささが問題にならなければこちらがボードゲームの導入としていいんじゃないでしょうか。1500円ぐらいです。

おばけの試験カードゲーム

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カードゲーム版ってことは、元になったボードゲーム版があるんだよね?どんな内容なんだろう?

あ、いや、そっちは「ぐらぐら城のおばけ」っていうタイトルで流通してるんですよ・・・



---おばけの試験カードゲーム---

ルールを覚えるのに必要な時間:3分
1ゲームの時間:15分
評価:低年齢向けのため評価なし



すでにすごろくやで定番として安定流通しているHABAのゲーム。内容はカードと木製の得点用おばけ駒。ゲーム内容も分かりやすく、それでいて大人もたのしめるルールなので、プレゼントとしても優秀です。




カードは問題カードと回答カードがあり、問題カードの裏は得点トラックになっています。こんな感じで円形に並べます。



手番プレイヤーが問題をめくり、描かれている内容を覚えたら好きなタイミングで裏返し!見えないようにします。

そしたら、裏返した人の左隣のひとから、何がいたか思い出しながら順番にカードを取っていきます。

もう覚えてない!と思ったら取るのをやめて次の人へ。

こうして全員がパスしたら答え合わせです。



紛らわしいやつもいるので気を付けて。

あっていたら1点。間違っていたらー1点。その分だけ得点トラックを進めます。



12問を終えた後、一番得点トラックを進んでいた人が勝ちですよー。

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わかりやすい内容ながら、大人が本気でやっても子供に負ける記憶ゲームの一種です。

単純に絵合わせをしていくのではなく、好きなところでカードを伏せる、好きなところで回答をやめるというひねりが効いているので結構楽しめます。これは良ゲー。

オーマイグッズ(ロイヤルグッズ) ルール改定覚書

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オーマイグッズのルール改定が、公式から発表されました!



1. In phase I, before everybody gets 2 cards, everbody may exchange his/her complete handcards. So discard your complete hand and draw the same number of new cards.
2. If you hire an Assistant, you can't build this turn. More than 2 Assistants are allowed.
3. You don't loose the card you don't build but take it back on hand
4. In the very last round: Use all your production chains, no matter if there is a person working or not.
5. Market office: This gives you +1 card only if you have at most 3 handcards.

1:カード補充フェイズ、二枚のカードをドローする前に、全ての手札を捨て札にして、同じ枚数山札から引いてよい

2:建設フェイズで、アシスタントの雇用と建設を同時に行うのは不可。ただし、アシスタントは何人でも雇ってよい。

3:建設できなかったカードは、手札に戻る

4:最終ラウンドでは、すべての建物で建設チェーンが行える。ワーカーやアシスタントを置いてなくても可

5:ドローが1枚増える建物の効果は、手札が3枚以下の時にしか適用されない。

これでゲームがどう変わるのか、試してみたいところですね。

ドクターエウレカ

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エウレカ博士の研究室は大忙し。助手たちはエウレカ博士の指示に従って、素早く薬品を調合しなくてはいけません。もちろん!こぼすなんてもっての外ですよ。



---ドクター・エウレカ---

ルールを覚えるのに必要な時間:3分
1ゲームの時間:15分
評価:☆☆☆☆



見た目の引きが抜群の、ロベルト・フラガ(ex.スカットセブン)によるリアルタイムアクションゲーム

みためでつかんだ後は、このカード通りに並べろ!でゲーム開始できるので、とても便利なゲームです。

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もう見ただけでルールが分かるんですが、各人3本の試験管と6つのボールを持ってゲームスタートです。



で、お題通りに移し替えます。このとき、もちろん手でボールをつかんではダメ。試験管から試験管へ直接移します。



出来たらエウレカ!と叫んで、ちゃんとできていたらカードをもらって1点。5点先取で勝利です。

注意点として



・試験管の並び順は、お題通りにすること。(左右反転はOK。)

・試験管をひっくり返すことで、お題を満たしても良い。(ボールがこぼれたら失格)



とくにひっくり返してOKなのは、手数の節約になるのでかなり!重要です。

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とても分かりやすいので、つかみのゲームやキッズゲームとしても優秀ですね。

お題自体は簡単なので、ウボンゴ3Dなどをプレイしていれば難易度不足かもしれませんが・・・

ヴァリアントとして、「ハイパーロボット風」ルールがありまして、この場合はお題をみて、何手で完成させられるか宣言します。もちろん、少ない手数で上書きできます。

キング・イズ・デッド

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中世のブリテン、誕生間もないこの国で争った二人の王、アーサーとモードレッドは相打ちとなり、ともに倒れました。

強力なリーダーがいなくなったこの国では、どの勢力が覇権を握るか、まだわかりません。そう、サクソン人もブリテン島に渡ろうと画策しているのですから。



---キングイズデッド---

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:40分
評価:☆☆☆(勝てない!)



何年か前、「シャムの王」というしぶーい見た目のゲームがありました。てっきり重ゲーかと思っていたらプレイ時間3-40分とのこと。しかし欲しい!と思ったときにはすでに遅く、すでに流通していないのでした。



ところが昨年、リメイクの「キングイズデッド」が出て、しかも普通に日本Amazonで買える。じゃあ和訳ついてないけど買いましょう。ということで手に入れたのがこちら。

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ルールにほとんど変更はないですが、「モードレッド」ヴァリアント用の黒キューブが9個附属しています。



値段が安めなので、どういうコンポーネントかと思って開けたら、空気が盛大に入っていました。

小さめの2つ折りメインボード以外は、キューブが50個ほど、巾着、薄いチップ・カードだけです。薄いですよ。このチップ。



全員に同じ内容のカードセット(8枚)と、王冠チップを配ったら、巾着に黒いキューブ以外を全部入れて、各プレイヤー2個ずつ引きます。この時、2人以上のプレイヤーが同じ色の駒を引いてしまったら、引き直します。



次にボード上にキューブを置いていきます。最初からマークが印刷されているエリアには、その色と同色のキューブを2個置いてから、もう二つを巾着から引きます。他のエリアは巾着から4つずつキューブを配置します。

最後に、紛争地域を表示するカードをボードの周囲に並べたら終了です。

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ゲーム中に出来ることは、カードをプレイするか、パスするかだけ。パスはソフトパスで、手番が回ってきたらまたカードプレイかパスか選べます。

カードをプレイしたら、ボード上にあるキューブをどれか一つ選んで、手元に持ってきます。

カード解説の前に、ゲームの流れを説明すると・・・



全員がパスをすると、紛争解決をします。

このとき

・いずれかの色が単独最多 → その色の地域支配チップを置く

・同数の色がある → サクソン人のチップ(白色)を置く

その後、その地域のキューブを全てストックに戻す

という流れになります。



8つの紛争解決が終わるか、サクソン人が4つの地域を支配したらゲーム終了です。

どっちの条件で終わるかによって、勝利条件が異なります。

①8つの地域紛争が終わった場合

- 支配地域が一番多い勢力と、同じ色を持っているプレイヤーが勝利です。
  - 複数の勢力が最多タイだった場合は、より後で支配が確定した勢力を1位とします。
- 同着のプレイヤーがいる場合、2番目に支配地域が多い勢力で比べます。
- それも同じ場合、「より後でカードをプレイした人」の負けです。

②サクソン人が4つの地域を支配した場合

- 赤・黄・青の3色セットを多く持っているプレイヤーが勝ちです。
- 同着のプレイヤーがいる場合、「より後でカードをプレイした人」の勝ちです。

同着1位がよく発生するゲームなので、タイブレーク解決法が重要です。

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どちらの勝利条件になるか、先を見据えながら、カードをプレイしていきます。

8枚ありますが、効果は7種類

・3色のキューブをストックからとり、好きな地域に置く (これだけ2枚あります。)
・カードに示された色のキューブを2つとり、その勢力の支配地域に隣接したエリアに置く(各色1枚ずつ)
・隣接した地域で、2:1の割合でキューブを交換する
・1:1でキューブを交換する。地域が隣接してなくてもOK
・紛争地域の順番を入れ替える。入れ替えた際、片方に王冠チップを置ける。王冠チップを置いたカードは、以後順番の入れ替え不可。


カードをプレイする際の細かいルールとして

・示されたアクションはできる限り行うが、行えない場合も盤上のキューブは取れる

・直前のキューブ移動を取り消すようなアクションは行えない

・すでに紛争解決が終わった地域には、キューブは置けない

・だれか一人だけがカードを残した状態になったら、そのプレイヤーは「自分の勝ちが確定する場面」でしかカードをプレイできません。

後半になると、どうしても効果を発揮できないカードが出てくるので注意です。

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何回かプレイしても、どうやったら勝てるかさっぱりわからないんですが、時間が短く気軽にプレイできるので、結構好きです。

各プレイヤーが、どっちの勝利条件になるか不透明な中で戦うので、どうしても3色のキューブをまんべんなく集めがちです。するとサクソン人がいきなり連勝したりとドラマチックな展開も。

3色ある、支配地域に隣接して2つのキューブを置くカードは、後半効果を発揮できないことが多いので、あまり温存しない方がいいかもしれません。

プレイ人数によってルールが少し異なり、2-3人の場合は個人戦 4人の場合は相談できないペア戦になります。ただ、運要素が無く、一手が重苦しいゲームには変わりないので、好みが分かれるゲームです。全く派手さがないしね。

このキングイズデッドは、4色目の「黒キューブ」を加えるルールも選択できます。そちらも遊んでみたいところです。

バウンス・オフ

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僕の家では、なにか決め事をするときこの「バウンス・オフ」で決めるんだ!もちろん勝った方が発言権があるよ!

・・・そんなのめんどくさくないか?




---バウンスオフ---

ルールを覚えるのに必要な時間:1分
1ゲームの時間:5分
評価:☆☆☆☆(安いは正義)

「UNO」を放ったおもちゃメーカー、マテルが次のブームを狙って放った一品。普通ならボードゲーマーには見向きもされない一品だが、ワンバウンドして投げ入れるというルールが・・・



今は絶版となったラベンスバーガーのゲーム「カエルの飛び込み大会」を彷彿とさせるため買ってきた。安いし。



ルールは見ればすぐにわかるのでほとんどインスト不要。2VS2のチーム戦で、引いたお題カードのとおりに自チームのピンポン球を並べたら勝利だ。

お題カードは上級4枚、初級5枚用意されている。ペラペラだし少ないぞ!

ボールはワンバウンド「以上」させて入れる。投げ入れるボールがなくなってしまったら盤面からボールを取って続けるらしい。

枠にはじかれてしまったらやり直しができるようだが、厳しいルールにしたかったら弾かれたら手番終了でもいい。

また、一人ずつ順番にボールを投げ入れてもいいし、全員同時にボールを入れるリアルタイムバトルでもOKだ!君もヴァリアントを考えてみようではないか。

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非常に安くて、安定した面白さでいいのですが、開封しただけでヨレヨレになるキャラメル箱、薄くて少ないカードと、普段買っているユーロゲームのコンポーネントがいかに豪華かというのがわかる内容物です。

そもそも、ボードゲーマーと違う層をターゲットにしているのでこれでいいのでしょうが、お題カードはもう少し欲しかったなぁ。もっと違うパターン、いくらでも考えられるでしょ。

2016年5月現在、トイザらスで先行販売をしています。5月下旬から、通販サイトなどでも一般発売されるはず。


【トイザらス先行発売】バウンス・オフ!
価格:1400円(税込、送料別)





インディゴ

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インディゴとは青の染料のもとになる植物。プエルトリコや他のゲームでもおなじみですね。

まあそれは置いといて、このゲームでは宝石を魔法の力で集めますよ(ww)




---インディゴ---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:20-30分
評価:☆☆



クニツィアによるチクタクバンバン。あとは「通路」というゲームがあったようななかったような。タイルを配置して道をつなげるゲームです。

なぜタイトルがインディゴなのかは置いといて、まず青いタイルを盤面に配置。その上に3色の宝石を載せます。外周部には黄色、中心には緑と青です。



手番になったら、六角形のタイルをどこかに配置するだけです。その結果、宝石が置かれているところと道が繋がったら、道の終点まで宝石が動きます。



もし二つの宝石がぶつかるように道をつないでしまったら、その宝石はぶつかって消滅します!



ボードの周辺には矢印が書かれており(扉、と呼ぶみたいです)、ここまで宝石を持ってくると宝石を獲得できます。チップでその扉の持ち主が示されていますが・・・




3人以上のゲームだと、一つの扉を二人で共有しているので、宝石を獲得するともう一方のプレイヤーにも宝石が与えられます。ストックからとって獲得できるのです。

とれる宝石がなくなったらゲーム終了。なお、青い宝石は緑の宝石が全部動き出した後、最後に動き始めます。



黄色が1点 緑が2点 青が3点です。宝石は衝立の後ろにかくして、最後に一斉に比べましょう!

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盤面と宝石が非常にカラフルで目を引くのですが、正直そんなに戦略性がないです。引き運にかなり左右されます。

大人同士でやると、外周部まであと一列、のところでタイル配置を止めて、にらみ合ってしまうため(相手の出方を見て最適なタイルを配置し、自分の扉に持ってこようとする)、あまり派手に宝石が動きません・・・

戦略性が増すヴァリアントルール「手札タイル2枚持ち」があるのですが、これもどうなのか・・・ 上述のにらみ合いを促進してしまうため、手札一枚で道が繋がる偶然性を楽しむゲームでしょうね。

4人プレイだと必ず扉を誰かと共有するため、ほかの人の得点を予想しながら、一番相手の利にならない扉に持っていく必要があります。 できれば4人で遊びたいゲームですね。 だから衝立があるのかー。


インディゴ Indigo 並行輸入品
価格:6723円(税込、送料別)




XXL

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「大は小を兼ねる」という言葉が表すように、大きいことはとてもいいことです。このゲームはたくさんのカード、沢山のルール、そしてカード一枚一枚がとても大きいという小箱に詰め込まれたビッグなゲーム。 買わない理由は無いですよね!



---XXL---

ルールを覚えるのに必要な時間:1ゲーム毎に5分
1ゲームの時間:5分-20分 6ゲーム全部で45分
評価:☆

2016年春、ゲームマーケットには数々の面白いゲームが出展されていました。

そんな中、私は考えたのです。

「どれを買っても面白そうなゲームの中、笑えるクソゲーは無いのか!?」

こう考えながら会場内を歩いていると、企業ブースの中にひっそりと置かれた緑色の小箱が!

「XXL」

これは!有名ブログ「海長とオビ湾のカジノロワイヤル」で紹介されていたドゥームなゲームじゃないか!これだ!これを買おう!

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んで買ってきました。XXL。 アバクスキャラメル箱時代の製品なので、一回箱を開けるとメロメロになります。




中にはおりたたまれたルールとカードが。カードはなんとダブルデッキサイズで、マジシャンが使いそうなあれだ。これだけで笑いが取れるぞ。流石XXL!



カードには3つの数字が書かれているが、真ん中の数字は両端の数字の合計だ。点数計算に使うだけ。

また、カードの背景色が何種類かあるが、この色は6つも入っているルールのどれにも使われないという念の入用だ。

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じゃあさっそく、6つのゲームを通して遊ぶ正式ルールで遊んでみよう!しかもマックス6人戦だ。

①:一つ大きく、一つ少なく

場に出ているカードと、手札のカードのどちらかの数字が ±1だったら重ねておける。殆ど手札運なのは言わないでおこう。

②:ひたすら少なく

今度は、場に一枚出ているカードのどちらかの数字をみて、必ず小さくなるように数字を出す。その結果、もう片方の数字が大きくなったりして、誰がゴーアウトするまで続ける。0-1のカードを出すのはやめた方がいいかもしれない。

3:パスできるトリックテイク

切り札なしのマストフォロー。リードプレイヤーが、フォローする色を宣言しながらカードを出す

1ラウンド目で獲得したトリック数+1が2ラウンド目の手札になり、自分が手札数最多じゃないときはパスできる

やや面白いが、ノートランプなので初期手札が弱いとどうにもならない。

4:ラミーみたいななにか

二つある数字のどちらかをつかって、3-4-5など3枚以上のランを作るか、場に捨てるか、場と手札を交換するか。

メルドを作れたら手元にもってきてそれが得点。なんとかゲームになってるが捻りがない。

5:カウントダウン

10から始まって、一つずつ小さくなるようにカードを出していく。スートは4色あるので、最終的に4列できる。そもそも10を持っていないとひたすら山札からドロー。

一番ゲームになってない気がする

6: 決定権は君に

2人目のプレイヤーがカードをプレイして、フォローする色が一意に決まればそれをマストフォロー。 決まらなければ(つまり2色とも同じ色のカードをだしたら)決定権があるのは3人目以降。ややポテトマンっぼいプレイ感。ビッドを取り入れれば化けるかも

---
6つもゲームが入っているのに、全部5分で考えたかのようなルールで何とも言えない。

1996年のゲーム。当時はこんなのでも許されていたのか・・・?




オーレ!の宣伝が入ってるね。こっちを再販してくれよ!キャラメル箱時代の雄だし。



ニッポン:明治維新

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新しく誕生した明治政府は、外国の工業力・軍事力を目の当たりにして驚きを覚え、「富国強兵」を国策として掲げます。

しかし、当時の日本で外貨を獲得できるものと言えば軽工業製品。つまり繊維製品です。のちには電球や時計といった複雑な工業製品も作れるようになりますが、最初はひたすら布を輸出します。

ではその製品を作っていたのはだれか? 女工たちが織機の前に一日中座って、織りつづけます。労働基準法が整備されていない時代、ここから、「女工哀史」「ああ野麦峠」が生まれます。みなさん読んでみましょう。




---ニッポン:明治維新---

ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:150-180分
評価:☆☆☆☆☆



2015年に「シニョーリエ」とともにWhat's Your Games? から出版された重量級ゲーム。作者は同社の「マデイラ」のデザイナーさんです。(名前失念)



シニョーリエと迷ったんですが、重ゲー2つも買ったらきっと積んでしまう。じゃあ日本テーマのこちらを、ってことで購入いたしました。なんせ、タイトルが直球ですからね。ニッポン!(やってみると、日本感は薄かったのですがww)

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ゲームシステムは、ワーカー「リムーブメント」とでもいいましょうか。できることは9つのアクションのうち一つからワーカーを取ってきて個人ボードに置くか、袋にワーカーを全て返すかだけです。重いけど構造は分かりやすい。



まずでかいメインボード。都市タイルを8か所の都市にランダムな向きで置き、天皇の恩賞タイルをきれいに並べます。



これがワーカーたち。アクションを表示しているスペースの周りに置きます。





更にこのゲームには大き目の個人ボードが。列車と船のタイルをならべ、知識・石炭・収入の各トラックに黒キューブを置きます。

最後に、12,000円と石炭二個(黒キューブ) 価値1の青写真タイルを受け取ってゲーム開始です。

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手番には、どれかワーカーを取ってきてアクションを行います。色が分かれていますが、どれをとってもOK。なるべく同じ色で手元にそろえたいのですが、それは後述。

アクションは2つのうち一つから選べるものが多いのですが、ボードの順番を無視してシンプルな方から説明すると

・石炭トラックの上昇: 1 / 3 / 6 千円を払うことで、自分の石炭トラックを1~3スペース上昇させることが出来ます。



・知識トラックの上昇:石炭トラックの上昇アクションとほぼ同じです。知識トラックを上昇させます。



・工場の購入:6,000円を支払って工場を1件購入できます。工場には知識レベルが2~6必要とされ、最初は全プレイヤー1なので、知識トラックを先に上昇させないと買えない・・・ と思いきや、最初に配られた1の青写真タイルを使うと知識レベルをあげられます。なので初手で買うことも可能。青写真は使い捨て。


工場が生産できる商品は6種類あり、それ以外にも、タイル下部に特殊能力が書いてあります。即時5,000円もらえたり、アクション効果が恒常的に底上げされたりといろいろ。



・商品の生産:工場で商品を精算します。右上に、生産に必要な石炭数が書いてありますので、この個数分支払って「1個」の製品を精算します。



・工場の機械化:最初は1個しか生産できない工場たちを機械化することで、生産数を+1~+2することが出来ます。お金があれば一気に3回機械化することも可能。15,000円はなかなか捻出できないバランスですが・・・



・商品の出荷:自分の商品を出荷することで、1~3枚の影響力タイルをメインボードの「1地域」に置くことが出来ます。地域は地割れみたいな線で区切られているエリアのことです。(1地域に2都市が含まれている)





どの価値の影響力タイルを置けるかは、工場のレベルと商品出荷数によって変わります。メインボードに表が書いてあるのでそれ参照。

もちろん対応する商品のところに置きます。この影響力は決算のときに重要となります。
また、タイルを置くとその地域に描かれているボーナスを即時受け取ります。何枚置いても1回だけ。



・機関車タイルの配置:個人ボードから、1~3枚の機関車タイルをメインボードに置きます。このとき、1手番で同じ地域にまとめて置くのはダメです。 この機関車タイルは、その地域の自分の影響力を底上げします。

・船タイルの配置:個人ボードから、1~3枚の船タイルをメインボードに置きます。配置ルールは機関車と同じですが、決算のときその地域からもらえる得点をプラスできます。



※船と機関車をセットで配置していくと、空いたスペースにアイコンが出てきます。出た数だけ収入トラックが上がります。



・契約の達成:手元に持っている契約タイルを達成することが出来ます。条件は右上に書いてあり、数種類の商品を指定された数だけ払うというものです。

達成報酬は勝利点だったり、収入の増加だったりします。

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アクションは以上9種類。ところがワーカーを取っていくと、どんどんたまっていくだけです。ここで、ワーカーを袋に返す「統合整理」というアクションが任意のタイミングでできます。

まず、持っているお金と石炭を全部ストックに戻します!

そのあと、収入トラック・石炭トラックのレベルにしたがって、改めてお金と石炭を受け取るのですが

ワーカーに給料を払わなくてはいけません。価格は ワーカーの色の種類×3,000円です。下手するとほとんどお金が無くなります。



更に、ある程度までワーカーを貯めてから統合整理すると、「恩賞」タイルがもらえます。ボードに書かれている倍率のタイルを取るんですが

即時、「石炭2個」「価値2の青写真」「5,000円」のいずれかを受け取ります。



受け取ったら、倍率の面を上にして個人ボード下部のエリアに置きます。何やらいろいろ書いてありますが、最終決算に影響します。

例えば、何もタイルを置かなければ、最終的に所持金6,000円につき1点。しかし5倍のタイルを置けば、6,000円につき5点もらえるんですねー。

自分のプレイ方針に合わせてうまくはまれば大量得点もあり得ますが、高い倍率のタイルはすぐ売り切れるので、方針が定まらないうちに置くはめになります。一回置いたタイルは再配置できないので悩ましいですね。

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長いですがもう一息。 こうしてワーカーを取っていくと、アクションスペースのワーカーがなくなるので、3個ずつ横の補充トラックから補充します。



ここもなくなって、補充したいけど補充できない!となったら、袋からすべてのスペースが3個になるまでワーカーを補充し、ラウンドトラックを一つ進めます。

決算アイコンのところをまたぐと、決算が発生!



各区域での影響力を比べ、1~3位に得点が入ります。同点だと、1+2位の得点を足して2で割る、というようにシェアします。

ここで気を付けたいのが、最初からボードに書かれている数字。これは「外国資本」で、この数字の合計が順位争いに絡んできます。タイルが置かれていくとだんだん外国資本は駆逐されていきます。

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2回目の決算が終わった後、ラウンドトラックが黄色のエリアに入ったら、手番が一周するごとにマーカーが一つ進むので、残り3手番、というサインです。

ゲームが終了したら、3回目のエリア得点を獲得し、先述のボーナス得点(個人ボード下部参照)を得ます。

うまくすると180点ぐらいとれるゲームなので、結構得点は派手ですね。一番の財閥を目指しましょう!

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自分で最後の得点要素を作っていくのが結構新鮮で、そのほかにもワーカーを手元に取ってくる、色をなるべくそろえるのでアクションが限定される・・・ いろんな要素が絡み合ってて非常に面白い作品です。

アイコンも分かりやすい方だし、情報もボード上にちゃんと書かれていてプレイアビリティも高い!エッセン新作アンケート2位は伊達じゃないですね。

契約を達成するよりは、エリアの影響力で得点していくのが定石でしょうか。また、初手は迷ったら工場建設、が妥当だと思います。

同じ作者の「マデイラ」もプレイしてみたいですねー。もう過去の作品になっちゃってますけど。

族王すごろく

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甦る爆音!70年代土曜の夜(当時は週休二日じゃないぞ!)を再現した大人のボードゲーム。対象年齢は驚きの20歳以上だ (!?) こいつを遊ぶ奴は、不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったんだよ・・・



---族王---

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:90-120分
評価:★ (評価できず

”それ”は、ある一言がきっかけで思い出されることとなりました。



ツーリング中に反対車線を走る旧車會を見て友人が一言「マフィアをテーマにしたボードゲームはたくさんあるけど、暴走族をテーマにしたゲームは無いのかな・・・」


いや、そんなの無いでしょう・・・・あっ!?

なんかのブログで、「どんなクソゲーも超越する究極のゲーム」として紹介されていた【族王】 あれこそが暴走族をテーマにした唯一無二のボードゲーム!



というわけでお金を出し合って2,000円で買いました。みよこのどぎつい見た目!箱のサイズは昔の国産ボードゲーム標準サイズ(パーティージョイサイズ)だぞ!でかい!ヤワい!

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内容は「マス目の指示に従いながらお金を沢山集めたら勝ち」のすごろくなのです。

妙に気合が入っているプレイヤー駒を受け取ったら、レッツダイスロール!あれ!?さいころはどこだ!?まさか欠品・・・

いや、この黒い変な物体は・・・




まさかの電子サイコロ! もうこの時点で大爆笑間違いなし。目が決定するのに5秒はかかるシロモノなので、ただでさえテンポが悪い族王に更なるスパイスを加えている。

ちなみに、LEDは七つ入っているがが、目は1-6までの普通のサイコロ。ではなぜドットが7つあるのか??



7つないと、サイコロの「5」や「3」を表現できないからだよwww

もうね・・・おとなしく六面ダイス使おう。


受難は始まったばかり。このゲームは関東連合の頭「ヘッド」となるために「ZOKUカード」を奪い合うことになるのだが、これをシャッフルして配るとかそんなんじゃない。



メインのコースに出る前に、環七コースをぐるぐる回って、止まったマス目の指示に従ってカードを1-3枚獲得。 そしてすべてのカードが配られるまで出られない!カードは100枚近くあるよ!

しかもあとから同じマスに止まると何ももらえないという恐ろしいルールが公式だが、さすがにまったく意味がないので同じマスに止まってもOKにした。

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さてメインコースに出ても爆笑は止まらない。偶数か奇数かでコースが分かれるので、すべてのマスを回らなくていいのがせめてもの救いだ。

マスには「運命」「抗争」「パーツショップ」などがあるが、「運命」マスに止まると運命カードを引く。内容はハコ乗りしててつかまって一回休み(!)とか、喧嘩して治療費を払う ○○卍
とか、人生ゲーム的なあれ。



あ、お金の単位は「卍」ですからね。紙のお金だが大量に付属していて、プレイヤー駒とともに評価ポイントww

「抗争」マスでは抗争カードを引いて、隣の人とZOKUカードをかけて対決。

どうやって??



ほら、ZOKUカードの上にグーチョキパーが書いてあるでしょ。

さらに、絶対に相手に勝てる「無双」カードが3枚存在しており、ゲームバランスというものを全く意に介していない。



そのほかにも、環七で配られた彼女カードをかけてさいころバトルをしたり(目の大きいほうが勝ち)



お金をかけてチキンレースをしたり(サイコロを複数回振って、なるべく11に近づける。超えたらバースト)

すべて運で勝負する素敵な世界が待っています。チキンレースはやや盛り上がるけど、なんせ回数が多いのでゲンナリ。



パーツショップでは車や改造パーツが買えるよ。最後まで抗争で奪われなければ、買った額の倍額になるんだ。




奇数を出すまで進めない河口湖インターを乗り越え、ゴールまでたどりつければいいのだが、目がピッタリじゃないとゴールできないというレガシーなルールのため大変苦労する。もうなんでもいいから早く誰かゴールしてくれよ。

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めでたくゴールしてもまだまだ終わらない。いい加減うんざりするが、まずメインボードを裏返し、今まで奪い合っていたZOKUカードを、所持金で売り買いできるという、メインコースはなんだったんだという経済フェイズが待っている。




セットコレクションを作ると高額で換金できるよ!




とうとうグランドフィナーレ!サイコロを三回振って、止まったマスによって所持金が全額没収されたり5倍になったりする、 今まではなんだったんだ!?の極みが待っている。


もちろん所持金が多いやつが頭「ヘッド」だ!文句ないよな!?

終わった・・・所要時間2時間

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制作側も笑いを狙って作ったんでしょうが、妙にルールが多かったりするので、正直暴走族に反応する層はこれをやらんでしょ・・・いったいどの層をターゲットにしたんだ。

盛りだくさんにしようとした結果、異様に長いしテンポが悪くなっているで、まさにクソゲー王に相応しい内容。Z級映画をゲラゲラ笑いながら友人と見る、あの楽しさは味わえます。定価がいくらだったか知らないけど、値崩れしているので今が買い時。後でプレミア価格になるかもww




【送料無料】族王 関東版ボードゲーム【新品】
価格:2300円(税込、送料無料)


私の世界の見方

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一人ひとり、物の見方は異なります。あなたには何気ない風景でも、他の人にとっては興味深いワンシーンかも。特に小さい子供にとっては。




---私の世界の見方---

ルールを覚えるのに必要な時間:3分
1ゲームの時間:20-30分
評価:☆☆☆☆



2013年頃に、自分の企画した温泉ゲーム会で遊んだゲーム。当時はドイツ語版(大量の和訳シール貼り付け済み!)でしたが、2015年にテンデイズゲームズより日本語版が出ました!

この時、日本語版独自のお題を入れる「お題コンテスト」が開かれ、なんと私の投稿したお題が入賞。製品版にばっちり収録されております。ありがたやー。

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ゲームはというと、誰でも楽しめるパーティーゲーム。ただ、語彙の少ない小さい子供だと楽しみにくいので、小学校高学年くらいからが対象年齢でしょうか。



内容物はカードだけですが、大量に入っています。かつてこれが全部ドイツ語だったかと思うと・・・。テキストのみのカードだし・・・。

参加者全員に、小さい方のカードを12枚ずつ配ります。

誰かが親となり、大きい方のカードを一枚読み上げます。例えば・・・



「人類火星移住計画のカギは、○○にあると思う」

そう!ここに当てはまる言葉を手札から出すのです。大喜利です。



親以外のプレイヤーがカードを裏向きで出し、よーく混ぜます。このとき、言葉カードの山札から一枚、ランダムで引いて混ぜます。これは「神様の声」です。

※プレイ人数が少ないと神様が増えます



そしたらオープンして、一番好きな言葉を親が選びます。選んでもらった人は1点!もし「神様」を選んでしまったら親が-1点です。

このカードを読みあげる時間が「私の世界の見方」の面白いところ。珍解答に爆笑するも良し。

既定の点数に達したらゲーム終了ですが、いつ終わらせてもいいでしょう。すき間時間にぴったりの爆笑ゲームです。



※カードを二枚使って回答する問題も含まれています。こういう時にはどちらが先の言葉か注意する必要があります。左が先とか決めて出すといいでしょう。

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誰でも楽しめて、手軽な名作です。

親がカードを選ぶため、その人が好きそうな言葉(シュールな笑いが好きなのか・下ネタ系か・・・)を出すのが面白いのです。ゲームを進めていくと、その人の性格がよくわかります。

合コンにも使えそうですねー。水には弱いですが・・・。


私の世界の見方
価格:3780円(税込、送料別)


今再版がかかっているそうですよ

コーンウォール

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ルール・プレイ時間・手軽さ、悩ましさ。すべてが平均点ぐらいで、あんまり印象に残らない、そんなタイル配置ゲームはいかが?



---コーンウォール---

ルールを覚えるのに必要な時間:15分
1ゲームの時間:40分
評価:☆☆☆

デザイナーは「チームプレイ」「ウィーン」などを送り出している新人の方(?)軽中量級ゲームを発表しているようです。




タイルを配置して、ミープルを送り込む。地形が完成したら得点。カルカソンヌを意識しているであろうことは間違いない作品です。ややこちらのほうがプレイ感が軽いかも。草原ルールのようなややこしいルールもないので、よりわかりやすい。



ゲームは5へクスで構成されたスタートタイルから始まり、手番にはタイルを一枚引いて配置するだけ。

置いたタイルには、ミープルを配置できます。一手番で最大3人まで配置できて、二人目を配置するときは1金、3人目を配置するときは2金がかかります。(タイルは3へクスで構成されているので、3人以上は配置できません。)



カルカソンヌと違って、すでに相手のミープルが支配しているエリアでも配置できますが、先客のミープル数分、お金がかかります。自分の駒でも支払いの対象。



お金はどうやって稼ぐかというと、タイルを配置するときに同時に2種類の地形を拡張できれば1金もらえます。もし3種類拡張できれば2金です。



・教会(青い屋根)が書いてあるへクスに配置すれば、即座に3点です。



・コテージ(赤い屋根)が書いてあるへクスを配置すると、そのエリアは完成したことになり、得点を清算します。



ミープルには3種類あり、ちびミープルは影響力1、のっぽは2、大きいミープルは3です。その地形に乗っているミープルの影響力を合計し、1位には地形を構成するへクスの数だけ、点数が入ります。



また、コテージを隣接させなくても、周囲がすべて違う地形で囲まれたら完成したことになります。



完成した地形には、立体のコテージをおいて清算済みを記録しておきます。以後、この地形を拡張させるような置き方はできません。注意!



ただ、「沼地」だけは完成という概念がなく、送り込んだミープルはゲーム終了まで帰ってきません。



一仕事終えたミープルは、手元に戻らず酒場に行きます。こいつらを手元に戻すには、手番に1金払って招集する必要があります。(タイル配置とは別に任意で実行可



また、旗がついているへクスがあり、このヘクスが地形に含まれていると得点が上がります。



さらに、二位のプレイヤーにも点数が入るようになります。

すべてのタイルが配置されたらゲーム終了。未完成の地形も得点を計算して、最も得点の多いプレイヤーが勝利です!

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4人プレイだと一人タイルを9枚配置したら終わるので、お金が結構カツカツです。教会など引き運に頼るところが大きい印象も。3人ベストかもしれませんね。

欠点らしい欠点がなく、地味なので半年には忘れ去られてそう・・・



カルカソンヌと違って、ゲーム終了時の盤面があまり美しくないのが残念ですねえ。「村」の絵はたくさん集まると虫の巣みたいでなんか気持ち悪いし・・・いや、ゲームは悪くないんですよ。

初心者にウケの悪いゲーム

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私は自宅でボードゲームをプレイする際、いつも妻と義母を同卓させて3人でプレイするのですが、義母がプレイできるかどうかというのが一つの指針になります。

ためしにインストしてみて、いざプレイしてもどうにもならないことがたまにありまして、そんなゲームたちを紹介してみようと思います。



1:モダンアート

筆頭はこれ。「手札は自分の物になるとは限らない」「自由な値付け」「先を見据えた価値の判断」が必要とされる傑作ですが、1ラウンド終了後に

「何もわからない」

と言われ続行を断念。値付けがわかりやすい「ラー」で競りゲーのリベンジをしてみようと思います。

※義母の名誉のために書きますが、頭が悪いとかそういうのではなく、ゲーム経験値がたりないのです。チケライ:イギリスなんかは楽しんでプレイしてますから。

   

2:世界の七不思議

短いゲームなのでどんな場面でも活躍するのですが、そこはエキスパート部門の大賞作。自分の文明の特殊効果や生産チェーン、両隣の資源を買うシステム、紫と黄色のカードの特殊効果と、プレイ時間の割にルールが多いので、全くゲームに入ってこれませんでした。単なるドラフトの受け渡し役。



3:ドミニオン

大人気のドミニオンですが、カードテキスト満載なので拒否反応が。また「民兵」「魔女」等の直接攻撃カードで相手を攻撃できないのがネックになりました。カタンの盗賊もそうなのですが、どうも気が引けるようです。同じ作者のキングダムビルダーは◎



4:アウグストゥス

これは「ややウケが悪い」ぐらいなのですが、袋の中に入っているチップの残り枚数に気を配っていると、獲得したタイルの特殊効果まで気を配れないみたいですね。もう一度やると評価が違うかもしれません。



5:ウィザード

トリックテイキングの入門編としてよく紹介される本作ですが、獲得トリック数の予想はやはり難しいようです。手札をざっと眺めて数を宣言したら、その宣言数に「合わせていく」ゲームなのですがその辺がうまく説明できなかったかな。あと、見た目が地味なんでしょう。

※「ブラックレディ」も入門トリテとして紹介しましたが駄目でした。マイナスカードを押し付けるのがどうも肌に合わないみたいで。

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もちろん最初から「ドミニオンを覚えたい」「競りゲーってどんなの?」と興味を持っていればこのゲーム達は大いに活躍するはず。ただオープン会でアナログゲームが初めての方が来た場合に、この辺は避けた方がいいかなという話でした。


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ボードゲームで子育て-「ボ育て!」購入しました

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名古屋ファミリーゲームフェスティバルにて発売された、「ボ育て」創刊号を購入しました!


内容は36Pフルカラーで、イベント頒布価格500円。(まとめ買い割引適用)



内容は、キッズゲームのクロスレビューに、ゲームについて子供たちに聞いたインタビュー

それから、編纂にかかわった方々のコラムと、見た目に反して濃い内容に仕上がっています。


ボードゲームをたくさん遊ばれている「お父さん」にとっては、この本が無くてもゲームの選定はできるので、そういう人に向けた本ではなく


「すごろくや」さんや「ゆかいなさかな」さんに立ち寄った、まだボードゲームを遊んだことのない親子連れ

そんな人の道標となる、とても良い企画だと思います。

※ボードゲーム慣れしたお父さんが、奥さんに読ませて布教するという使い方もありますよ!


創刊号となっているので、もし次がでるなら一つのゲーム、特にKDJ大賞の作品を掘り下げて欲しいですね。

魔法のラビリンスやお化け屋敷の宝石ハンターなど、子供ゲーム大賞の作品は元の値段が高く、日本語版が出ないので6000円越えもちらほら

子供のおもちゃの相場を考えると、そうそう買えないですよね。

もちろん輸入量、流通量が原因なんでしょうが、コンポーネントの豪華さや大人も楽しめることを推しつつ、KDJ(SDJ作品も)作品を詳細に紹介できると、「子供へのプレゼント」の選択肢に加わるかも?

そしてキッズゲーム大賞作品はレビューが少ないので、私が詳しく知りたい!

私の周りにも、まだまだ「ボードゲームって人生ゲームみたいなやつ?」という、これから未知の世界を知ってもらえそうな親子がいるので、この本を布教に活用したいと思います。



海外アマゾンでボードゲームを買おう

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ボードゲームを趣味にしていると、国内流通していない作品が欲しくなる時がやってきます。

そうなるとヤフオクで探したり、ゲームマーケットで中古を見つけたりといろいろ苦労するのですが

和訳が付いていなくてよければ、海外から個人輸入するという手があります。

その中でも、海外アマゾンはとても利用しやすいので探しているものが見つかればお勧めです。

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まず海外アマゾン用のアカウントが必要になりますが、サイトのつくりが日本と一緒なのであまり迷わず作れます。

Amazon.com か Amazon.deで作ることが多いと思いますが、アメリカとヨーロッパのアマゾンはアカウントが共通です。というか、日本と中国だけ別なんですね。

アカウントを作ったら、「TAKEWARI」というサイトでお目当てのゲームを横断検索してみましょう。各国のAmazonでそのゲームがどれくらいの値段か、一覧表示してくれます。便利すぎ。



このとき、商品下部のアイコンに注意。「Amazon」と書かれているのはアマゾン倉庫から発送なので、まず間違いなく日本に送ってくれますが、「Market」と書かれているとマーケットプレイス(Amazon以外の販売業者)からの発送なので、日本に送ってくれるかどうか商品ページで確認する必要があります。あんまり送ってくれるところは多くありません。

あとはいつも通り買物するだけですが、EU圏のAmazonで買い物をする場合、商品ページの税率にはVAT(付加価値税)が含まれています。



日本から買い物をする場合、この税が免除されますので、本体価格が最終的に安くなります。Amazonだと最終決済ページに行くと勝手に引いてくれて、2割ぐらい本体価格が安くなります。スゲー便利だな!



気になる送料は

Amazon Standard Shipping(普通の船便) 800~1500円ぐらい

Amazon Expedited Shipping(ちょっと速い船便) 1500~2500円ぐらい

Amazon Priority Shipping  (アマゾンプライム)3000~4000円ぐらい 速い。

当然どの国から送るかによって違います。アメリカより欧州からのほうが送料が高いです。

どれくらいで届くか表示されていますが、経験上、少量を買うだけならこの表示より早く届きます。

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ただし、日本円で16666円を超える買い物をすると、輸入消費税がかかるため通関手続きで時間がかかります。

ボードゲーム自体に関税がかかることはあまり無いようですが、輸入消費税8%+通関手数料200円が、Amazonへの支払いと別に発生します。



こんな感じの見づらい通関通知書が来て、輸入消費税額が記載されています。

本来、一万円を超える品物だと課税対象なのですが、この一万円というのが「卸価格」を対象としているため、

卸価格がよくわからない時は小売価格の6割を卸価格とみなすんですね。

なので10,000÷0.6で16,666円がボーダーライン。送料を含めての金額かどうかは、時と場合によるようなので、とにかく総額が16,666を超えなければ免税です。

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あまり買いすぎなければ全く問題なく届くので、レッツトライ!

あ、アマゾンといえど、海外の人は日本より梱包が甘いですよw



最近聞いた話だと、シュリンク包装に直接出荷伝票が貼ってあったという恐ろしい話も(つまり段ボール箱なし!)・・・ww

BGGマーケットでボードゲームを買おう

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ボードゲームにハマってくると、日本で手に入りづらく、海外でもすでに絶版になってしまったゲームがほしい という困った状態になることがあります。

そうすると、ヤフオクで探したりゲームマーケットで探したりと大変苦労するのですが、和訳がついていなくてよければ世界最大のボードゲーム情報サイト



ボードゲームギーク で出品されている中古を探す

という手段があります。海外アマゾンより敷居が高くなるのですが、以前よりは使いやすくなりました。最近のヤフオクのように、ほとんど取引の流れが定型化されてます。

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まず送金方法として、Paypalがほぼ必須になるのでアカウントを開設しましょう。 もうすでに持っている人も多いはず。

もちろんボードゲームギークのアカウントも必要です。アカウントを開設して、自分の住所も登録しておくと吉です。

んで、ボードゲームギーク(=BGG) でほしいゲームを表示しますと、メイン画像の下に「Marketplace」というタブがあります。



出品されているものの一覧が出て、横にアイコンがついていますが

N = 新品
LN = Like New 新品同様
VG = Very Good
G = Good

という意味があります。これ以外のアイコンはほとんど見ませんし、もしあったとしても欠品有りとか、結構汚れてるとかそういう状態なので手を出さないほうが無難です。




ほしい値段のものが見つかったら、リンク先を見てみると取引条件が書いてあります。ここで、ペイパル支払いができて(Seller Accepts=Paypal)、日本に配送してくれる人(= Will Ship WorldWide) を探します。

親切な人は、ページ下部のノートに送料や商品のコンディションを記載しています。また、出品者の横の緑色の数字が多い人を選ぶといいでしょう。 これは、取引でその人がイイネ!された回数を表しています。



覚悟を決めて商品を注文すると、自動応答メールの後にこんなメールが来ます。ここに相手のペイパルアカウントが記載されているので、ペイパルの「Pay for goods or services」から支払います。



支払いが済めば、取引詳細画面のステータスが Paid → Shipped と更新され、トラッキングコードもつきます。相手が大量に出品している業者のような人の場合、あとは特に何もする必要はありません。



んで届きましたよドイツから!雨に濡れたので箱がぼろい!



でも中身は大丈夫でしたー。 取引が終わったら、Geek Marketの「Feedback」タブから、相手の評価をしてあげましょう。

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取引でトラブルがあったときにどうしようかと、いろいろ不安が募るBGGマーケットですが、今回は何事もなく届きました!あ、送料もアマゾンよりお高め。まあそこはしょうがないですね。

すでにBGGとペイパルのアカウントを持っている人はすぐに買えるので、選択肢の一つに加えてみてはどうでしょうかー。



アウトではないけれど(オープン会のマナーついて)

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中々遊び相手のいないボードゲームという趣味。そのため、趣味を同じくする仲間と出会うために参加自由のボードゲーム会(オープン会)に参加する機会も多いと思います。


ただし、ボードゲームが良い潤滑油になるとはいえ、初対面の相手が多いオープン会。少しだけ言動に気を配る必要があります。

もういろいろな事例についていろんな方が語られていますが(ゲームを傷つける・個人攻撃・身だしなみ等)

いつの間にかゲームに誘われず、無為な時間を過ごしてませんか?もしかしたら人にいやな思いをさせてしまったのかも?

一発アウトではないけれど、ちょっと人を困らせてしまう言動、考えてみました(たまに実体験)

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1:病弱なんです



さあ!このゲームをしましょうと思ったら、対面の人がすごく体調悪そう。大丈夫?無理せず帰ったら? でも熱は無いので大丈夫とのこと。うーんでも、咳がこっちに飛んでくるし気になるなあ・・・。明日は仕事なのに風邪ひいたらどうしよう。

2:面接官

 


うわあ、なんであの人僕のインスト中に腕組んで仏頂面なんだろ?もしかしてこのゲームやりたくないのかな?ウォーゲームのベテラン勢とか?あんまりつまらなそうにしてるのやめてほしいなあ・・・

3:緻密な戦略



このゲーム、青は何枚入っていますか!?
どれくらいが勝利ラインですか!?
カードの色の割合は6:4ぐらいですか!?

・・・いや、まあそこまで「キャプテン・リノ」のルールブックには書いてないんですよ。肩の力抜いて遊びましょうよ。

4:時は金なり



このゲームは何分ぐらいですか!?
インストは何分ぐらいですか!?
〇〇時までに終わりますか!?

・・・沢山ゲーム遊びたいのかもしれないけど、あんまり時間を気にされるのもねー。長考具合にもよるし。

5:我こそはゲームマスター



俺はこのゲーム何回もプレイしてるから、細かな処理は任せといて!ほら!ダイスが4だからここに移動するんでしょ?  あ、25金ね、ちょっと対面で遠いけど俺が取ってあげるよ! あ、しまった自分の行動考えてなかった。ちょっと長考するね・・・。


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ゲームに夢中になると、意識せずやってしまうこともありますよね。お互いに気を付けましょう。

ローリングワールド

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さいころで世界を旅しよう!でも旅行は計画的にね。



---ローリングワールド---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:20分
評価:☆☆☆☆




2014年のゲームマーケットにて、Okazu Brandさんが発表したゲーム「ローリングジャパン」
当時すぐにプレイしまして、「ストリームス」の二次元版といったプレイ感が大変楽しく、
ビンゴゲームの代わりにも使えるなーと思ったものです。

その後、日本マップのみならずドイツ・フランス・アメリカマップを追加して発売されたのが
本作「ローリングワールド」 です。4つのマップがあることにより、プレイ感の多様が生まれています。

また、各マップちょっとずつルールが違うのです。



ルールは簡単で、7色のさいころを袋の中から2個ずつひき、振ります。

でた目に応じて、各プレイヤーはマップに数字を書き入れます。



ただし、隣の数字と差が±1以内でないといけません。(同じ数はOK)このため、どうしても書けない場所には×を書き入れます。



2個ずつ引いていって、6つのサイコロを振り終わったら一ラウンド終了。各ラウンド1個は出てこないサイコロがあります。 すべてのサイコロを袋に戻して次のラウンドへ。ゲームはすべてのマスが埋まるか、マップに書かれた規定ラウンド数消化したら終了。終了時に空きマスにはすべて×が書かれます。

※紫のサイコロはどの色として使ってもOKです。ただし数字は出た目を使います。

特殊アクションとして、「カラーチェンジ」があり、ゲームを通して3回使えます。名前通り、サイコロの色を別の色として使っていいよ、というもの。これをうまく使って立ち回りましょう。

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フランスとアメリカマップは上級の位置づけ。カラーチェンジ以外にも特殊ルールが追加されています。今出ている数字を2か所に書き込めるダブルとか。

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すこし考えるビンゴといったプレイ感で、人数を選ばないのが魅力。何人でも遊べます。(マップの数に限りはあるけど。)

ただ、何度やっても、結局同じような点数になることが多く、運の要素は大きめ。マイナス一桁台の点数を出してみたいものです。

ローリングジャパンの時は、マップが一種類ですぐおなか一杯になってしまったのですが、4種類あるのでかなりお得感が増しましたね。

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